設立趣旨


 運動会や高校野球をはじめとする学校教育及びスポーツ競技の現場において、自分達の「仲間」の勝利を信じて組織だって応援する事は、その場に居合わせた者だけが感じる一体感や充実感を体験することができます。

 しかし、応援する事の楽しさ、素晴らしさなどを理解し、さらにそういう場面や機会があっても、なかなか上手く運営ができず、中途半端で終わってしまうという事実もあります。考えられる要因として「自前の応援組織がない」「応援ノウハウがない」「応援に関する必要な情報を何処に求めてよいかわからない」といった点が挙げられます。さらに指導支援する側も、大学や社会人など様々な団体での応援活動を通して身につけた応援に関する方法論・知識・経験がありながら応援指導に関わる者は、教員などごく小数の限られた者というのが現状です。

 そのような現状の中で我々は、今までも「知人が学校関係者」、あるいは「自分の母校」など個人的な繋がりの中で応援指導に出向く事はありました。しかしながら、あくまでも個人のボランティア的活動であり、法人格を持たなかった為に、対外面での信用の低さや責任の所在がはっきりしないなど、その活動において制限と限界がありました。

 我々は、以上のような背景から特定非営利活動法人として法人格を持つという事で、この活動の主な対象となる学校法人を始めとする団体や一般市民から信頼と信用を高めながら活動を行っていきたいと考えております。その為に法人としての適正な運営や事業活動を展開し、積極的に情報公開を行うなど、健全でクリアな組織運営を心がけ、それを実践し努力継続していく事で特定非営利活動法人としての社会的信頼性の向上に努めて参ります。

 「特定非営利活動法人 応援サポート」は、非営利団体として、様々な応援組織等において、これまでに培われてきた情報や知識、技術、経験を集約し、応援に関する支援活動を通じて社会に貢献しようとするもので、支援を必要とする団体や地域において我々の持つ応援ノウハウを提供し、より良い応援活動を通して仲間への思いやりや感謝、信頼を感じてもらう機会を創出する事は、社会貢献活動として地域社会の発展や子供の健全育成を図り、いじめ問題の解決、心豊かな社会生活の実現など、広く公益に寄与するものとします。